システムオペレーション

たとえて言えば、「システムの主治医」的な仕事。システムが正しく稼働しているかどうか（健康状態）に常時目を配り、問題があれば原因を究明、すばやく処置をほどこすなど、高度な専門性と責任感に裏打ちされた職種です。キーワードは、システムの高度安定稼働！　的確な判断に基づくオペレーションがあってこそ、コンピュータはその本来の性能を最大限に発揮できるのです。

「JR―NET」を介して日本全国の駅や旅行代理店のサーバなどと接続されている大規模なMARS（マルス）の場合、たった一つの小さな障害が発生しても全国へと影響を及ぼしてしまう可能性があり、こうした「主治医のチーム」が24時間×365日体制で、システムの健康状態を監視。あらゆる予兆を察知し、リスクを未然に回避（予防）する。もし不具合があれば、即座にスタンバイ系（待機中の予備システム）に切り替えたり、原因を見つけだして再発を防止する、といった処置が日夜行われています。

また、日々の業務で蓄積した情報を、システム開発部隊にフィードバックしていく「アドバイザー」的な役割も担っており、システムへの深い理解と、それを的確に伝えるコミュニケーション能力が欠かせません。

このような英知と、情熱や努力の積み重ねが信頼感のある会社へと育てていくのです。